2022.2.6 更新
皆さまこんにちは。
今回は前回の続き、LINEスタンプ作成編をお送りします。
今回はスキャンしてPCへ取り込んだ画像をフォトショップとイラストレーターを使って仕上げていきます。
使用ソフトは Photoshop cs6、Illustrator cs6 です。
前回の準備編はこちらです。
目次
1.フォトショップでイラストを2階調化する
PCへ取り込んだイラストをフォトショップで開きます。
イメージ > 色調補正 > 2諧調化
で、ゴミが無くなる程度にしきい値を調整します。
ファイル > 別名で保存 > 保存形式をphotoshop形式で保存します。
フォトショップでの作業はここまでです。
2.イラストレーターでガイド付きテンプレートを作成
まず初めにイラストレーターで、スタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像それぞれのサイズのガイド付きのテンプレートを作ります。
スタンプ画像の場合:新規ファイル > 幅370px、高さ320px 裁ち落とし全て0 スタンプ用など、任意の名前を付けます。
次に上下左右10px分を差し引いた、幅350px、高さ300pxの長方形をアートボード上に作成します。
ウィンドウ→整列 で整列パネルを表示させ、▼からアートボードに整列をクリック、水平方向中央に整列と垂直方向中央に整列をクリックして中央に配置します。
長方形の線と塗りを無しにしたら右クリックでガイドを作成をクリック、これでガイド付きのテンプレートが出来ました。同様にメイン画像用とトークルームタブ用のテンプレートも作っておきます。
このテンプレートを、別名で保存しながら42個の画像を作っていきます。
3.イラストレーターに配置して着彩
まず、ワークスペースを着色時に分かりやすいように 表示→透明グリッドを表示 します。
ファイル > 配置で、先ほどpsd形式で保存した画像を作ったテンプレートに配置します。
ガイドからはみ出さない程度に拡大・縮小して大きさを調整したら、埋め込みをクリックします。
次に画像トレースをクリックしますが、▼からスケッチアート、シルエット、ラインアートのいずれかを選ぶと線画のみ抽出出来て塗り絵をする時に便利です。→ 拡張をクリック。(必ずしも透明である必要もありませんので、イラストによって使い分けてみてくださいね)
オブジェクト > グループ解除します。
画像トレースの▼からスケッチアートを選択すると線画以外は透明に↓
ここからは着彩です。
選択範囲を選んでライブペイントでもいいですが、私は服に模様をつけたりしたかったので、レイヤーを分けて塗り分けました。
適当にレイヤーを分けてざっくりと塗っていきます。後からはみ出た部分を消しゴムツールで消していきます。↓
また、文字や線の色がLINEの背景と同色の場合に備えて、見えなくなってしまわない様に縁取りを付けます。
パスのアウトラインなどで線の色を変えてみた↓
最後にドキュメント設定でグリッドカラーを明や暗にして、はみ出した塗りの消し忘れなどが無いかチェックしましょう。
4.画像をWEB用に保存する
着彩が終りましたら、画像をWEB用に保存します。
ファイル > WEB用に保存、保存方法はpng-24、透明部分にチェックを入れます。
5.LINE Creators Marketに申請する
さぁ、画像が出来たらあと一息です。
LINE Creators Marketに登録が済んでいない方はこちらから登録を済ませましょう。
英語と日本語、あとは販売したい地域の言語でのタイトル、説明、クリエイター名などを考えておきましょう。
LINEスタンプの申請の仕方についてはこちらのサイト様を参考にさせて頂きました。同時にリジェクトされやすいスタンプの例なども載っていますので、作る前によく読んでおきましょう。せっかく作ってもリジェクトされて何度も作り直しすることになっては大変です。
こちらが申請中のスタンプです。無事審査が通りましたらどうぞよろしくお願いします(^^)ゞ
最初の15個くらいは手順を間違えてやり直したりと、なかなか思うようにはかどらなくて時間もいっぱいかかると思います。でも半分を過ぎる頃からどんどん慣れてきて、サクサク進むようになってきますから、あきらめずに頑張りましょう。作っている間にショートカットもすっかり覚えてしまうでしょう。
フォトショップやイラストレーターを使えるようになりたい、デジ絵を描いてみたい、という方にはこのLINEスタンプの作成はすごく良い練習になると思います。
これからスタンプを作ってみたいと思っている皆さんに、少しでもお力になれるといいなと思います(^^)♪ ぜひ皆さんも楽しみながら挑戦してみてくださいね!
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