IllustratorとPhotoshopで作る、ワンランク上のサイバー風イラスト制作術

皆さまごきげんよう。

本日は、以前の記事でphotoshopとIllustratorで作成したオブジェクトを組み合わせてphotoshopで加工することにより、イラストの完成度を上げてみる試みです。

ぜひ以下の記事を順番にご覧下さい。その後、JPEG画像とIllustratorのオブジェクトがある状態でこの記事を読むと、より理解が深まることでしょう。

  1. photoshopで宇宙空間のイラストを描いてみよう
  2. Illustratorでサイバー風イラストを描くための6つのヒント

このチュートリアルで使える素材がダウンロード出来ます!記事の最後にダウンロードリンクをご用意しているので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

目次 

photoshopにオブジェクトを配置する

photoshopで新規ファイルを作成する。(今回は1500×925 サイズで作成)

ファイル→配置で背景となる画像を配置する。配置したレイヤーを右クリックしオブジェクトをラスタライズする。

aiファイルを開き、(サイバーサークルのオブジェクトは非表示にして)ネットワークオブジェクトをすべて選択し ctrl + Cでコピー、photoshopでctrl +Vでペースト、ペースト形式をスマートオブジェクトで貼り付ける。

スマートオブジェクト形式でペーストする

同様にサイバーサークルのオブジェクトもコピー&ペーストする。

透明度を変えたり、ぼかしを取り入れて奥行き感を出す

配置したネットワークレイヤーを複製してそれぞれバランスを見ながら拡大・縮小する。

縮小したレイヤーは遠くに見える様、透明度を低くして後ろに配置する。更にフィルター→ぼかしをかける。それぞれの位置を調整する。

奥行き感を表現するには、背景に放射線状のラインを配置したり、オブジェクトを台形に変形させることも効果的です。これらの手法を組み合わせることで、より洗練された立体感あふれるイラストを作り出すことが出来ます。

わかりやすい様にレイヤー名を変えた

光や影を足して完成度を高める

新規レイヤーを作成、レイヤー名をlightとし、ブレンドモードを覆い焼カラー、ソフト円ブラシツールに持ち替えてカラーを白、不透明度を下げて、ブラシの太さを適宜変えながら、光を足したい所に点で置いていく。

サークルの中心と、ネットワークの点にランダムに光を足す。

新規レイヤーを作り、レイヤー名をshadowとする。

ソフト円ブラシツールでカラーを黒、直径大き目、ブラシの不透明度を20%くらいに下げて、画面中央が明るく見える様、四隅をぼかすように少しずつスタンプを押すように塗る。

調整レイヤーで露光量やカラーバランスを整える

cybercircle、network奥、network手前の三つのレイヤーを選択し、右クリックでレイヤーを結合し一つのレイヤーにする。

この結合したレイヤーに、レイヤー→新規調整レイヤー→色相・彩度→OK、↴□ボタンを押して直下のレイヤーに効果を適用させ色味を調整する。

色相・彩度・明度を調整する

さらに一番上に、レイヤー→新規調整レイヤー→カラーバランスと、レイヤー→新規調整レイヤー→露光量の二つの調整レイヤーを作り、全体の色調や露光量を調整したら完成!

イラストをPhotoshopで仕上げる際、私のお勧めはレイヤー→新規調整レイヤーを活用することです。特に、露光量、色相・彩度などの調整にこだわることで、ワンランク上の仕上がりを実現することが出来ますよ。

この様に、Illustratorの得意とする幾何学模様や規則的なオブジェクトは、Photoshopで加工することでイラストに立体感や深みを与え、表現力を何倍も向上させることが出来ます。

ぜひ挑戦してみて下さい!

素材のダウンロード

Illustratorの素材はこちらの記事からダウンロード出来ます。併せてご活用ください!

Illustratorでサイバー風イラストを描くための6つのヒント

それではまた次回!ごきげんよう(^^)ゞ

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