2022.1.23 更新
皆さまごきげんよう。
背景画を一から描くのってかなり大変ですよね。
そこで本日はphotoshopを使って写真をサクッとイラスト風に加工してみたいと思います。
目次
今回はこの写真を使います。
1.元画像の色相・彩度を調整する
photoshopで写真を開きます。
複製または、ダブルクリックで編集できる様にします。
イメージ>色調補正>色相・彩度で全体を調整します。
イラスト風にするには彩度を上げて現実感を無くすのがポイントです。
2.線画を抽出する
元画像のレイヤーを複製します。
複製したレイヤーを、
フィルター>表現手法>輪郭のトレースでレベルを適当に調整
イメージ>色調補正>2階調化します。
このレイヤーを、描画モードを乗算、不透明度をお好みで調整します。
今回は50%に設定してみました。
また、線をくっきり出したくない部分は消しゴムで消します。
線画を抽出するには、
フィルター>表現手法>輪郭検出
など、他にも方法がありますので、仕上げたいイラストの雰囲気に合わせて色々試してみてくださいね。
また、柔らかい雰囲気に仕上げたかったら、この工程は省いても良いかと思います。
3.細部をぼかす
まだまだ写真ぽいので、細部をぼかしてみます。
元画像レイヤーに戻り、クイックマスクモードにしてからぼかしたい箇所を塗りつぶします。
クイックマスクを解除 → 選択範囲を反転し、
フィルター>ぼかし>ぼかし(表面)
しきい値など調整後、選択を解除します。
遠近感を出すためには、遠くにあるものを強めにぼかしてあげると雰囲気出ます。
4.色調補正のレイヤーを作る
もう少しイラスト感を出すため、さらに色調補正をします。
新規レイヤーを作成します。
空の部分を、濃いめの青のエアブラシで適当に塗りつぶします。
このレイヤーの描画モードを覆い焼きカラー、不透明度80%にしてみます。
かなり鮮やかな空になりました。
全体的に赤味が足りない感じがするので、もう一つ新規レイヤーを作ります。マゼンタっぽい色で、赤味を足したい部分をエアブラシで塗りつぶします。
こちらは描画モードをオーバーレイ、不透明度12%くらいにしてみました。
この、色調補正のレイヤーの描画モードや不透明度などは、色々と変えて試してみてくださいね。
5.仕上げ
更に新規レイヤーを作成し、これを選択した状態で、
イメージ>画像操作(特に何もいじらず)>OK
(こうしておくと、後で別バージョンを作りたい時にも便利なんです。)
更にフィルタ>描画>逆光でレンズフレアを足してみました。
完成です!お疲れ様でした。
元の写真と比べてみると、かなりイラストっぽくなったと思います。
更にノスタルジックな感じを出したければ、
イメージ>色調補正>レンズフィルターで、暖色系などを適用してみてもいいかもですね。
写真をイラスト風に加工するポイント
- 写真の彩度を上げたり、色調補正をかけて現実感をなくす
- 遠くにあるものや、細かい部分にぼかしをかけて遠近感や手描き感を出す
- とにかくいろんな背景イラストを見て、色彩感覚を真似してみる
ポイントを踏まえたら、いろんな写真で自由に試してみてください(^^)
次回はillustrator編をお届けします。
illustratorとPhotoshopで写真を背景イラスト風に加工してみよう
それでは、また次回お会いしましょう。
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