2022.2.12 更新
皆さまごきげんよう。
本日は「動く静止画」こと、シネマグラフを photoshopで作ってみたいと思います。
目次
1.シネマグラフとは?
簡単に言うと、動画の上に一部を透明にした静止画を被せて、透明の部分から下の動画の一部が見えるようになっているGIFアニメ画像です。
時が止まった中、一部だけが動き続けているという不思議な感じが出せるんです。それでは早速作ってみましょう。
今回使用するアプリはphotoshopCS6です。
準備するもの
シネマグラフを作るためには動画が必要になります。動画を撮る時は手ぶれしないよう、三脚などで固定して撮ると良いでしょう。
一部が規則的に動いているようなものを撮ると作りやすいです。(例えば、水道の蛇口から流れ出る水、など)
ちょうどいい感じの動画が用意出来なければ、フリー動画素材を扱っているサイト様からダウンロードしてみましょう。
2. photoshopで動画の編集をする
Photoshopを開いたら、動画ファイルをドラッグ&ドロップして開きます。次に余分な動画をハサミのアイコンでカットします。レイヤーパネルから、カットした不要な動画レイヤーをゴミ箱へ移動します。
無限ループにしたいのでキリのいいポイントを探してみてください。
3.静止画レイヤーを作る
次に動画の上に被せる、一部を透明にした静止画を作ります。
動画のタイムラインから、ベストなカットを見つけてください。
そこに再生ヘッドを合わせた状態で、クイックマスクモードで編集、にして黒のブラシツールで動かしたい部分を塗りつぶします(下記の図で赤く塗りつぶした所)。
間違えたら色を白に変えて修正してください。
この塗りつぶした部分が透明になり、ここから静止画の下の動画が見えることで一部が動いているように見えるのですね。
塗りつぶしましたら、クイックマスクモードを解除して、コマンド + J (Ctrl + J) で新たにレイヤーが出来ますので、それをレイヤーの一番上に移動します。
今回はこのレイヤーにマスク、と名前を付けました。
始点と終点を合わせる
タイムラインを見ると、ビデオグループの上にマスクのレイヤーが出来ていますが、位置がズレていますので、マスクの始点を動画の始点と同じ位置までドラッグして移動します。
マスクの長さが長かったら、右端にカーソルを合わせ、動画の終点に合わせるよう縮めます。
再生してみてループが自然になるよう、始点と終点を調整しましょう。
4.gifで書き出す
いい感じに出来ましたら、ファイル > WEB用に保存 でGIFを選び、下の方にあるループオプションを無限にし、保存します。
無限にし忘れるとループしませんのでご注意!
完成です!
今回は”クイックマスクモードで編集”の所をを何度もやり直しました。
枝と葉っぱがループで途切れないよう、塗りの調整が難しかったです(^^;
更に レイヤー > 新規調整レイヤー を使って明るさ・コントラストやカラーバランスを変えてみたり、彩度をぐっと下げてモノクローム風にしてみたりしてもおしゃれに仕上がりますよ♪
こちらはアイキャッチ画像に使ったシネマグラフです。
いかがでしたでしょうか?今回はフリー動画を使わせて頂きましたが、これからは日々、素材になりそうな景色を探しながら街を歩いてみようと思います。
皆さまもぜひ、ステキなシネマグラフを作ってみてくださいね。
それではまた次回!
素晴らしい!脱帽です。中野メンバーにこんなスキルを持った人がいるのは自慢です。玄刀