photoshopでグリッチアートを描いてみよう

皆さまごきげんよう。

本日はphotoshopでグリッチアートを描いて、それを元にアニメーションGIFを作ってみましょう。

目次

前回のIllustrator編はこちらからどうぞ↓

Illustratorでグリッチアートを描いてみよう

テキストを配置して版ズレ風のレイヤーを作る

ファイル>新規 で新規ファイルを作成後、一番下のレイヤーを黒で塗りつぶす。(今回はファイルサイズ 2000px × 1236px で作成)

新規レイヤーを作り、テキストツールを選択、テキストカラーを白にして文字を入力。レイヤー名を「text」に変更。

今回も意識高く「DAO」でやってみます(笑)

文字は太目のフォントを選ぶ。(今回は Arial Bold Italic を使用)

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太目のフォントを選ぶ

textレイヤーを2つ複製し、それぞれ 「text-RGB」「text-R」「text-G」と名前を変更する。

3つの text レイヤーを選択したまま、▼Ξ から「レイヤーからの新規グループ」でグループ化し、グループ名を text に変更する。

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「text-G」のレイヤーをダブルクリック、「レイヤー効果」の「チャンネル」の「G」以外のチェックを外す。

同様に「text-R」のレイヤーは「R」以外のチェックを外す。「text-RGB」はそのままでOK。

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「text-G」レイヤーを選択し、フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)、「ラスタライズしますか」→OK、半径10px 程度。移動ツールで左に少しずらす。

「text-R」も同様にフィルターをかけ、移動ツールで「text-G」よりも更に左にずらす。

「text-RGB」レイヤーも右クリックでラスタライズしておく。

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半径は適当に調整してみてください
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GレイヤーとRレイヤーを左にずらしたところ

テキストが発光しているようなビジュアルを作る

textグループを複製し、名前を「glow」に変える。中のレイヤー名もそれぞれ text → glow に変え、RGBレイヤーは不要なので削除する。

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わかりやすい様に名前を変更する

「glow-G」レイヤーを選択し、フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)、半径30pxくらい→OK。

「glow-R」レイヤーを選択し、フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)、半径10pxくらい→OK。

新規レイヤーを作成、名前を「line」と変更。描画色:黒、背景色:白になっていることを確認し、ctrl + delete で白で塗りつぶす。

フィルター>フィルターギャラリー>スケッチ、ハーフトーンパターン、サイズ1~3程度、コントラスト50、パターンタイプ線→OK

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この 「line」レイヤーの画像モードをソフトライトにする。

新規レイヤーを作成、名前を「mask」と変更。

描画色を黄緑色に変更し、alt + delete で塗りつぶす。描画モードを乗算にし、不透明度を25%に変更する。

レイヤーマスクボタンを押し、右側のレイヤーマスクサムネイルをクリックして選択したら、描画色を黒に変更し、ブラシツールでブラシサイズを1000px、不透明度50%くらいに調整し、文字の中央付近を何度かクリックして中央付近を明るくして雰囲気を出す。

画像の中央が明るく発光した感じを出す

ノイズを加える

新規レイヤーを作成、名前を「noise」と変更、黒で塗りつぶし後、フィルター>ノイズ>ノイズを加える、量30%、ガウス分布、グレースケールノイズにチェック→OK

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このレイヤーを ctrl + T で幅のみ600%に変更。イメージ>トリミング>OK。画像モードを覆い焼カラー、70%に変更する。

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リンクは解除しておくこと

ctrl + shit + alt + E で「レイヤー1」を作る。さらにこの「レイヤー1」をctrl + J で複製(レイヤー1のコピー)。

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レイヤー1を複製したところ

「レイヤー1のコピー」を選択している状態で、長方形選択ツールを選択、shiftキーを押しながら横長の長方形を文字の上に数本配置する。

配置が出来たら、shift + F6 で境界線をぼかす 2px→OK

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Shiftキーを押しながら長方形を数本配置したところ

「レイヤー1のコピー」を選択した状態で、レイヤーマスクボタンをクリックし、レイヤーのリンクをクリックして解除しておく。次に「レイヤー1のコピー」を複製する(レイヤー1のコピー2)。

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レイヤーマスクボタンとリンクの解除

「レイヤー1のコピー」の左側のレイヤーサムネイルの方をクリックして選択、移動ツールで右に少しずらす。

「レイヤー1のコピー2」も同様に、こちらは移動ツールで左に少しずらす。

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それぞれ左右に少しずらす

アニメーションGIF を作る

ウィンドウ>タイムライン でタイムラインパネルを出す。

フレームアニメーションを作成ボタンをクリック。フレームを4つ作る。

各レイヤーの表示/非表示ボタン(目のアイコン)を使って、フレームごとに表示させるレイヤーを変える。

例えば、1フレーム目を選択した状態では、「レイヤー1のコピー」と「レイヤー1のコピー2」は非表示にする。

↓ 各フレームの表示秒数と表示させるレイヤー

  • 1フレーム:0.8秒、レイヤー1
  • 2フレーム:0.2秒、レイヤー1のコピー
  • 3フレーム:0.1秒、レイヤー1のコピー2
  • 4フレーム:0.2秒、レイヤー1のコピー

表示秒数を入力し、ループの回数を設定する。

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今回は無限ループにしてみた

ファイル>web用に保存、GIFを選択、アニメーションのループオプションを選択し保存する。

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グリッチアニメーションGIFの出来上がり!

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ここまでお疲れさまでした!

昔のブラウン管テレビのようなレトロフューチャー感が懐かしくも新しい。。

Illustratorも良いですが、やはりノイズや発光などの微妙な表現はphotoshopならではですね。アニメーションも簡単に作れますし!

数値は目安ですので、色々いじってベストな作品を作ってみてください。

クリエイターとしてDAOで働いてみたいなぁ。

それではまた次回!ごきげんよう(^^)ゞ

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