ワードプレスの翻訳ファイルを書き換えるの巻

2022.1.29 更新

皆さまごきげんよう。

本日はワードプレスで子テーマの翻訳ファイルをいじって、日本語表記を他言語表記に書き換えてみます。

目次

  1. 日本語表記を多言語表記に書き換えとは
  2. moファイルとpoファイルについて
  3. Poeditをインストールする
  4. function.phpファイルに翻訳ファイルを読み込ませる

1.日本語表記を他言語表記に書き換えとは?

ワードプレスのオリジナルテーマ日本語版を使っていると、記事の最後に表示される「次の投稿」「前の投稿」、「カテゴリー別アーカイブ」「タグ別アーカイブ」…などナビゲーション部分に日本語が使われていますよね。

日本語のみのサイトならもちろんこのままでいいんですが、サイトの雰囲気、他言語対応のサイトなど、場合によってはアルファベット表記の方がいいなぁっていう場合もあるかと思います。

そんな時のために、日本語表記を他言語表記に変える方法を試してみましょう。

他言語以外にも、デフォルトの日本語の文言をオリジナルに書き換えることも出来ますよ♪

2.moファイルとpoファイルについて

ワードプレスの翻訳ファイルは wp-content → languages → themes の中にあります。
(twentyfourteen-ja.mo とか twentyfourteen-ja.po とかあると思います。)
その中の moファイル(バイナリファイル)になりますが、バイナリファイルなのでこれを開いても編集できません。
そこで poファイル(テキストファイル)を編集してmoファイルに変換して使います。

ここではtwentyfourteenの子テーマを例に説明します。
まず、お使いのFTPへアクセスしてください。次に、
wp-content → languages → themes の中にある、twentyfourteen-ja.poファイルをダウンロードします。

3.Poeditをインストールする

次に、先ほどダウンロードしたtwentyfourteen-ja.poファイルを書き換えてmoファイルへ変換(コンパイル)したいので、ここでコンパイラのPoeditをインストールしましょう。

Poeditをインストールする

インストールが出来ましたら、twentyfourteen-ja.poファイルをPoeditで開きます。

下図↓のように変換したい箇所を選択して左下の「翻訳」で文言を書き換えます。

Poedit画面_03

編集が終わりましたら、ファイル → moにコンパイル で、moファイルに変換します。
この時、ファイル名はご自分でわかりやすいものを付けるとと良いでしょう。ここでは「ja.mo」としました。

moファイルにコンパイル-01

FTPへ戻り、お使いの子テーマファイルにアップロードします。パスはこんな感じです。
例:wp-content/themes/twentyfourteen-child/ja.mo

4.function.phpファイルに翻訳ファイルを読み込ませる

最後に、function.phpファイルに先ほど作ったmoファイルを読み込ませる記述をして終わりです!
子テーマをお使いの場合は、空のfunction.phpファイルを子テーマフォルダに作って以下の記述をすればOKです。

<?php

// 子テーマ用のja.moを作成して読み込む
add_action( 'after_setup_theme', 'child_setup');
function child_setup() {
 // 子テーマフォルダ直下のmoファイルを読み込む
load_child_theme_textdomain( 'twentyfourteen', get_stylesheet_directory() );
}

注:7行目 load_child_theme_textdomain( ‘twentyfourteen’, get_stylesheet_directory() ); の
twentyfourteenの部分は、お使いの親テーマ名に直してくださいね。

load child theme textdomain関数についてはこちらも参考にしてみてください。↓
子テーマの翻訳文字列を読み込む

このサイトでは⚪︎⚪︎別アーカイブ、と次の投稿、前の投稿を英語表記にしてみました。
多言語表記、ぜひ試してみてください。!

それでは、次回までごきげんよう(^^)/

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